【良曲】働く男達のテーマ(CM)ソング「いすゞトラック」が共感できる3つの理由
まるやまんです。
WEBの仕事はデスクワークです。
静寂な空間の中、キーボードをカタカタと打つ音だけがこだまする、そんな時。僕はいつもこう思います。
「この・・・インテリ集団が」と。
「いやいや、あんたもそうじゃないか。。。」
そんな声が聞こえてきそうですが、僕自身“気質”だけで言えば「現場気質」なのです。
見た目がナヨナヨしているので、一見そうには見えませんけどね笑
さて、本日は何十年も変わらない「いすゞトラック」のCMソングについて。
「いすゞトラック」が共感できる3つの理由
偶然なのか必然なのか・・・
ユニオンネットでは最近「運送関係」のお仕事のご依頼が増えてきました。2t、4t、平ボディ、ウィング車、冷凍車…。働く車(トラック)を見ていると、思わず口ずさんでしまうのは、やっぱりこの曲ではないでしょうか?
トラックで世界的なシェアを誇る、いすゞのエルフのCMソングです。みなさんも一度は耳にしたことはあるでしょう。そして何度も心にジーンと染み渡った事でしょう。
今回は「なぜこの曲がこんなに素晴らしいのか?」というところに着目してみたいと思います。
1. メロディー・歌詞が良い
これが一番単純明快かもしれません。
曲そのものが良い、というのは多くを語らずとも共感できるポイントになりますよね。
ちなみに歌詞は以下の通り↓↓↓
—1—
ドアを開けたら冷たい空気
白い息ひろがった
ポケットの中凍える手
昨日の星にさようならさぁ 走り出そう夜明けの街へ
朝がはじまる 朝がはじまる
さぁ 走り出そう朝陽の海へ
朝がはじまる 朝がはじまる※いつまでも いつまでも
走れ走れいすゞのトラック
どこまでもどこまでも
走れ走れいすゞのトラック—2—
ブレーキランプの天の川
街はもうすぐそこ
窓の外 風を探した
長い旅もあとわずかさぁ 走り出そうきらめく街へ
街が近づく 街が近づく
さぁ 走り出そう光の海へ
街が近づく 街が近づく※くり返し
みなぎるチカラ ブルンブルン・・・
がんばるチカラ ブルンブルン・・・※くり返し
いつまでも どこまでも
朝冷え込む季節、すなわち冬。
太陽がまだ昇らない時間帯にトラックへ乗り込んでいます。この歌の中での、荷物の運送は1日中走りっぱなしのイメージです。街のない道を走り続け、日も暮れてしまいました。ようやく見えてきた「街」の目印は交通量が増えてきた証でもある、車のブレーキランプ。情景が簡単に誰の頭にも浮かぶ、素晴らしいフレーズです。
つい「ご苦労様です」と言いたくなってしまいますね。
2. いすゞの歌は良いという固定概念がある
いすゞはかつて深夜運転をしているトラックドライバーの方へも向けたラジオ番組「いすゞ 歌うヘッドライト~コックピットのあなたへ」を持っていました。
そしてその番組でのエンディング曲がドライバーの方々から大変人気があったそうです。
そのため
「いすゞ」+「歌」=「共感できる」といった固定概念があるのです。
3. ターゲットが“ドライバー”
曲を聴くことに焦点を当てた場合、この理由が一番しっくりくるのではないでしょうか。よくあるCM・曲といえば、大抵は「商品メイン」「企業コンセプト」メインです。
「うちの商品はこんなに性能イイんですよ!」「我が社はこういった切り口で社会に貢献します!」と言ってしまえば注目を浴びようとする、アウトバウンドマーケティングのようなモノです。
100点のモノを150点に見せようとする、背伸びする、その魂胆を見ぬいた時にオーディエンスは夢から醒めてしまいます。だからと言って、いすゞCMソングがインバウンドマーケティングに当てはまるか、といえばそうではありません。
が、しかし。少なからずこのドライバー目線というのは、企業に対しての顧客満足への訴えかけにも繋がることです。
企業を育成し業界を潤おそう、とする姿勢がこの曲を何度も何度も聞くことによって味わうことが出来るのではないでしょうか。補足ではありますが、これまでの“キャッチコピー”にもドライバー目線のものがいくつかあります。
番外:ドライバー目線のキャッチコピー
働く人と、世界を走る。
製品だけでどうこうしようなんて考えていない。
全ては働く人と共に世界を走るよ。
といった“相棒”のようなイメージが彷彿されます。
あなたのためのフルモデルチェンジ。
時代のためではなく“あなたのために”モデルチェンジした。
そんな恋人のような熱いメッセージですね。
先を行く責任がある。
ガソリン高騰から免許制度の改正による労働者人口の減少など、業界をリードするための責務を果たそうとする姿勢が垣間見えます。
まとめ
「いすゞブランド」ではなく「ELFブランド」の確立。
1959年に誕生し、50年以上経ち、今でも第一線で活躍している歴史ある車種です。そう簡単にこのELFブランドが確立したわけでもありませんが、紆余曲折を経て現在の地位があるわけで、いすゞのエルフというトラックが一人歩きしたわけではなく、常に訴えかけてきた結果です。
- 製品の良さをただアピールするだけではなく、ユーザーに目を向けて“改良”を加え続けた。
- 企業としての認知度を広めた結果の“今”ではなく、製品の在り方(なぜこの製品を作ったのか)を訴えかけた結果の“今”。
ブランディングの基本中の基本である「企業のブランド化は製品(サービス)のユーザーファースト化」がピタリとハマりますね。
…と、いすゞトラックの素晴らしさを思うがままに考察してみました。身近なところにある心地よさを解析してみるのも、面白いものですね~。
最後に、今回ご紹介したいすゞのテーマ曲をダウンロードしたい方はこちら公式サイトからどうぞ。
ではまたv(´∀`*v)