ふたたび、沢木耕太郎
先日、ボクシングジムに営業に伺う機会があり、ボクシングについてあれこれ
調べていると、ジョージ・フォアマンが亡くなったという記事を見つけた。
ジョージ・フォアマンというと、何年も前の記憶で朧気だが、
TVで45歳の彼が、再度世界に挑戦するドキュメントを沢木耕太郎氏が
追うといった番組をやっていたのを思い出した。
私にとって、沢木耕太郎氏と言えば『一瞬の夏』という本が思い出される。
その中で沢木氏は、一度はミドル級の東洋王座に就いた《カシアス内藤》
というボクサーが盛りを過ぎて、転落してゆく中で彼を手助けしながら、
再度、チャレンジしてゆく姿を描いたノンフィクションである。
紆余曲折がありながら、結局彼はボクサーとして復活は出来ずに終わる。
それでも、とある事から沢木氏は最後に、
「ハッピーエンド・・・かな」と締めくくる。
で、カシアス内藤は今どうしているのだろう?と思って調べてゆくと、
『内藤律樹選手がデビュー戦を勝った』という小さな記事を見つけて、
「ん?」と感じて読んでみると、内藤律樹選手はカシアス内藤の息子だった。
「夢は紡がれて行くなぁ」と妙に感動
沢木さん、ハッピーエンドと言うのはまだまだ早かったですねぇ!
ところで、上の話はボクシングジムの営業には、全く役に立たずでした・・・(汗)