リブランディングによって仏具を身近な存在に
兵庫県にて仏壇・仏具・墓石の販売を中心に事業を行われている「素心」様。この度、紙媒体の刷新に伴ったサイトのリブランディングを目的にサイトリニューアルのご依頼をいただきました。「仏壇・墓石を通してお客様の心を支える」ことを経営理念とされていらっしゃいます。ロゴマークは漢字の「心」をデザイン化したものになっており、ビジュアルコンセプトの高い企業様です。
静かで上品な雰囲気を感じとっていただけるように
サイトへ訪問した際のローディングでは、素心様が提供するサービスコンセプトを感じ取っていただけるよう「わたしたちが届けたいのは、こころです」とメッセージを表現。下にスクロールすると合わせて文章が浮かび上がるようになっています。全体を通してすっきりとした動きをつけ、読み進めるリズム感を店舗接客との距離感とリンクさせています。ビジュアル面でも、白を基調とした背景に、コンテンツの周りにはゆったりと余白がとられ、静かで上品な雰囲気を大事に、洗練されたデザインとなっています。
ご依頼のきっかけ・課題
仏具のもつ古いイメージから脱却したい
先に行われていた紙媒体のリブランディングに加え、今年2017年2月にオープンした新店舗(姫路店)ではデザイン性の高いワンランク上の製品を扱われていらっしゃいます。今回のサイトリニューアルでは、サイト自体もトーン&マナーを合わせてイメージ構築したい、というご要望がありました。
仏具を扱われるウェブサイトでは、UI設計のされていない古いデザインのものが多く、ユーザーを遠ざけてしまっています。仏具自体も核家族化の影響もあり、普段の生活から馴染みの薄いものとなっており、現状を加味したサイトのリブランディングを行う必要がありました。
方向性
「日常」にスポットをあて、仏具を身近なイメージにするデザイン設計
仏具に馴染みの薄いユーザーにも関心を持っていただけるよう、写真を多用し、シンプルに幅広いターゲット層に届くサイトデザインを仕上げています。
仏壇や仏具というと弔事にまつわる印象が強いものではありますが、日常で仏具に触れる場面を想定しコンテンツに盛り込むことで、ユーザーに身近に感じていただけるようにしました。
WordPress / Resposive web design
Dr.佐藤 / De.西岡 / Eng.山尾
提案1 シンプルなデザインと「日常」にスポットをあて、ユーザーの関心を高める
サイト全体で洗練された印象をビジュアルで表現し、情報を整理。先にリブランディングされた紙媒体のデザインを落とし込み、白を基調としたすっきりとしたデザインで、商品やコンテンツの魅力が引き立たせています。
また仏具に向き合う時間を故人とつながる、日常的な祈りの時間と考えました。「日常」にスポットを当てることで、普段仏具に馴染みのないユーザーに身近なイメージをもっていただき、関心を高めることをねらいとしています。
提案2 整理された商品ページで購入への導線を構築
商品ページでは手軽なサイズの仏具は通販ページへの導線を構築。仏壇・墓石については納品・建立までのながれをコンテンツとして作成しています。また、仏壇・仏具の販売以外にも仏壇の修復やお墓のリフォーム、墓地紹介などの他事業も紹介。仏壇・仏具に関わるトータルでのサービス提供によって、一生の買い物に対する安心感を訴求しています。
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